用途1：プラグ内部

1. 選定

• 遮断温度：プラグ内部では、遮断温度は通常90度または100度に設定されます。温度スイッチは電流が流れる際に電流熱効果を受け、遮断温度が早くなるため、電流値に応じてより高い遮断温度が選択されます。例えば、AnのST06型は10Aの電流が流れると15度早く遮断されます。プラグ内部温度を90度で遮断したい場合は、90+15=105度の製品を選択する必要があります。

• 定格電流：10A未満の製品にはST06をお選びください。

• プラグ内部のスペースが狭いため、沿面距離が短すぎるという問題が発生しやすいため、絶縁スリーブ付きのU1パッケージを推奨します。

• プラグは一般的に大きすぎず、内部スペースも限られているため、長いBWシリーズは推奨しません。 10Aの長尺製品は長さが20mmに達し、プラグ内に設置できません。一方、同じ10AのST06製品は、直径9mmの丸型シェルと15mmの絶縁スリーブを備えているため、プラグ内の狭いスペースへの設置が容易です。

2. 利点

電流による熱影響が小さいです。10Aの電流条件下では、ST06は15℃早くトリップしますが、長尺製品は約30℃早くトリップします。そのため、ST06モデルは選択しやすく、互換性も優れています。ST06製品では電流による熱影響が顕著ではなく、トリップ初期温度は約10℃です。この温度はプラグの温度上昇を招き、性能低下や深刻な火災の危険性を引き起こします。

用途2：チャージングガンヘッド

1. 選択

• チャージングガンヘッド内部の保護温度は、通常80～100℃です。

• 通過電流が非常に小さいため、一般的にはBW-BCP 5AとBW-ECP 2Aが推奨されます。

• 設置スペースが限られている場合は、小型のBW-ECPをお選びください。

• 温度制御スイッチに圧力要件がある場合は、鉄シェルのBW-BCMとBW-ECMも選択できます。

2. 利点

• SAFTTY BWシリーズは回路断線率が低いです。チャージングガンは高周波電気製品であるため、回路が断線すると充電不良につながり、修理・交換コストが高くなります。

• 温度に敏感で、応答速度が速い

• 高いコストパフォーマンス